パートナーシップを構築し国際企業を目指す
近年の自動車業界では世界的に開発資源不足の状況にあり、開発のアウトソーシングが拡大してきました。また、自動車新興国のアジア地域では、生産主体から開発領域へ業務が急進展しています。そんな世界情勢を背景に、広島市の呼びかけにより自動車関連企業16社による新会社設立に向けて研究会が発足。「広島をアジアの自動車開発拠点に」を合言葉に、2003年、「HIVEC」は誕生しました。広島の自動車関連企業16社(現在13社)の出資により設立されたHIVECは、広島の自動車関連技術と人材が集結されており、優れた技術者集団のもと、自動車のデザイン・設計・試作等を一括して請け負う体制を構築しています。さらに現在は、自動車開発技術を軸として、鉄道車両や農機具などへの業務分野拡大を図っており、総合エンジニアリング企業を目指しています。また、設立以降東広島と神奈川県厚木のほか、インドとインドネシアにも拠点を持ち、関係企業と連携を取りながら、世界の多様なニーズに応える開発を行っています。今後は関連会社のみならず、異業種の会社や学会といったところともタッグを組み、幅広いビジネスを手掛ける国際企業に成長していきたいと考えています。