2024年にマックスバリュ西日本と経営統合したフジは、「地元に、新しいつながりを。」というスローガンを新たに掲げ、お客さまに支持される商品やよりいっそうのサービスをお届けしています。設立理念である「地域社会への貢献」と「豊かなくらしの推進」を軸に、地域に寄り添い、地域社会の発展とそこで生きる人々の豊かで幸せなくらしづくりをお手伝いできる企業でありたいと考えています。
サステナビリティにおいては、これまでフジ、フジグラン、マックスバリュ、マルナカ、ザ・ビッグが店舗ブランドごとに取組んできたことを集約させ、「環境」と「社会」の両面から地域に根差した活動を多くのステークホルダーの皆様と共に進めています。
まずは“地域と共に”できることとして、フードドライブやフードバンク活動、障がいの有無や性別にかかわらずすべての人が活躍できるダイバーシティ&インクルージョン活動などを実施。これまでは県単位でしたが、現在は各自治体と連携を結ぶことで地域の活性化につながる多様な活動を行えるようになりました。例えば各地のスポーツチームと一緒に特別支援学校を訪れて体験学習やイベントを行ったり、パラスポーツの支援などもしています。家庭の余剰品を店頭に持ち寄ってもらうフードドライブ、販売できない商品を月に一度子ども食堂に寄付するフードバンク活動も支持を得ており、2024年度のフードドライブにおいては3t以上もの余剰品が集まりました。これらの活動もまた、スポーツチームや地域の大学生たちと共に行うことで、広い周知につながっていると感じています。
さらに“豊かなくらしの推進”として、防犯防災フェスや健康相談会を開催。初めて防災フェスを開いたのは三原市のマックスバリュ本郷店で、西日本豪雨災害で甚大な被害を受けた地域でもあったため、地域住民の皆さんの関心の高さを知るところとなりました。東広島市においては、健康相談コーナーや健康チェックコーナーを設けた「健康フェスタ」を実施。衣料品回収でリユース&リサイクルを進める「PASSTO(パスト)」の取組みも行っており、回収量も多く大きな反響をいただいています。
最後に“環境への配慮”として、太陽光パネルの導入や照明のLED化などで、電気使用量、CO2の削減に努めています。受注予測システムを導入して過剰な在庫を防ぐ取組みを行ったり、食品の鮮度を保つ工夫で販売期間をのばしてフードロス削減に努めています。さらに食品循環においては、廃棄物を肥料に変えて農場で使用するといった取組みも行っています。
これらはすべて誰か一人の力で実現できるものではなく、全社横断的に取組まねばならないものだと感じています。もっと地域に貢献する企業として、地元での特色を生かし、企業としての立ち位置を考えながら諸々の活動を進めていきたいです。
株式会社フジ