子どもたちが、地域と出会い、人と出会い、その体験を通して自分自身と向き合う——そんな学びの場を、地域全体で育てたい。
ローカルサステナブルプロジェクトは、国広幹子さんのそんな想いから始まりました。
国広さんは1989年に大手進学塾を退職し、1991年に「人として成長させる塾」を理念とした中学受験塾を呉駅前に開設しました。
塾では学習指導に加え、自然体験や合宿、理科実験、社会見学などの体験活動を毎年実施してきました。
それらの経験を通して、体験が子どもたちの集中力や意欲を大きく高めることを、確かな手応えとして感じてきました。
夫の定年退職を機に、2018年に東広島市河内町へ移住。先祖から受け継いだ家や畑を守っていくこととなりました。そこでこの自然豊かな環境を生かし、子どもたちが農業と自然に触れられる体験農園を作りたいと考え「あぐりファーム」を立ち上げました。
あぐりファーム