サンフレッチェ広島は、1992年に設立されたプロサッカークラブです。「サッカーを通じて夢と感動を共有し、地域に貢献する」を理念として、教育や福祉、平和などさまざまな分野で地域貢献活動を展開してきました。2015年に国連が採択したSDGsは、私どもがこれまで行ってきた活動そのものであり、今後の方向性を分かりやすく示してくれています。
私が弊社社長に就任したのは2020年1月です。その直後から新型コロナの影響が出始め、試合の延期が相次ぎ、シーズンが再開しても無観客試合や観客数制限が続きました。もどかしい思いをしていた9月、東広島市から「子どもたちがスポーツの機会を失い、寂しい思いをしています。一緒にサッカー大会を開きませんか」と提案がありました。同市にはサンフレッチェ広島東広島後援会があり、以前から縁があります。願ってもないお申し出を受け、共に準備を進めて11月に「東広島市ファミリーサッカーフェスタ」を開催。当日は保護者を含めて200人が夢中になってボールを追いかけ、久しぶりに楽しい時間を過ごすことができました。
2021年は、弊社のSDGs活動が大きく前進した年でした。9月に女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)が開幕し、サンフレッチェ広島レジーナが参戦。10月に「サンフレッチェ広島SDGs宣言」を発表し、私たちの思いを表明しました。翌11月には、東広島市とSDGs推進に関する包括連携協定を締結。コロナ禍の終息を待って、イベント等での活動を開始する予定です。この協定を皮切りに、東広島市以外でも産官学の皆さまとの連携を深め、地域社会の継続的発展に一層力を入れていきたいと考えています。
株式会社サンフレッチェ広島