1951年に創業した弊社は、創業者である祖父が「国の復興」を掲げ、リヤカーで鉄回収を始めたことに端を発しています。その後、鉄を扱う流れで鉄製品の加工や販売業をスタート、さらに古紙などの再生資源の収集運搬・中間処理等も手掛け、事業の多角化を図ってきました。創業60周年の節目には、「再生」をキーワードに、総合リサイクル企業を目指すように。鉄スクラップや古紙回収のみならず、廃ガラス、木くず、水銀廃棄物のリサイクルに加え、廃プラスチックや廃太陽光パネルまで取り扱い品目を増やしました。木くずはバイオマス発電の燃料に用いられ、廃ガラスは"無機系多孔質軽量発砲資材 (商品名:スーパーソル) "に生まれ変わらせています。このスーパーソルは非常に軽量で扱いやすく、土木資材や緑化資材として重宝されています。多孔質という特徴があるため、この先は、水の浄化や脱臭などにも応用できるのではないかと期待しています。さらに今後、大量の廃棄が問題になると考えられている太陽光パネルについて、どのような有効活用ができるのかを模索している最中です。今現在、パネルのガラス部分をスーパーソルの原料にするところまで実現しており、さらなる活用方法を大学や研究機関と連携して探っています。
また、企業理念にも掲げている“人に心地よい環境をつくる”ため、社内のサステナブルな環境にも配慮。本社工場の屋根に太陽光パネルを設置するといった設備面はもちろん、社員の健康づくりや働きがいづくり、教育制度の充実、多様な人材の雇用、地域社会への貢献などにもいっそうの力を注いでいます。目標は、地域になくてはならないインフラのような企業になること。社員一人ひとりの幸せを叶えつつ、社会全体のSDGs達成に寄与できるような会社でありたいと考えています。
株式会社こっこー