国連で2010年にMDGs※、2015年にSDGsが採択され、世界中の国や地域が協力して持続可能な未来を築こうという時代になりました。所属している東広島青年会議所でもSDGsについて話し合う機会が増え、「企業はもっと当事者意識を持ち、世界をよくするために行動しなければいけない」と考え、弊社でも2019年5月からSDGsの取組みに着手しました。
まず準備として東広島タクシーの活動を整理し、「何が、どういった点で社会貢献に当たるか」を検討。従来の取組みを“棚卸し”して、SDGsの17の目標に当てはめていきました。次に全従業員にSDGsの精神を浸透させ、社内の機運を高めるための場を準備。まずは管理職、 次に全ドライバーへ、朝の点呼の時間を利用して資料を配布し、何度も説明を繰り返しました。全員に「SDGsとは、世界をよくすること」という基本を理解してもらってから、社内外へのPRを開始。SDGsのバッジを胸に、マークをタクシーの車体に付け、従業員がSDGsに対する意識を高めるようにしました。また同時に、弊社の社会的意義は “地域に安全で快適な移動手段を提供すること”だと全員で再確認。SDGsと従来の業務の関係を示し「日々の業務は、世の中の役に立っている」という思いを共有、仕事に誇りが持てるようサポートしていきました。
※MDGs/ミレニアム開発目標。開発途上国の貧困削減に向けて2000年に国連サミットで採択された。
東広島タクシー