株式会社プレックコンポーネントは、住宅関連事業を幅広く手掛けるJKホールディングスのグループ企業です。豊栄(とよさか)町の本社工場で、主に2×4住宅のパネルを製造販売しています。地域や環境への貢献を考えた時、まず注目したのは〝端材〟。端材は現状、委託先で木質バイオマス発電の燃料として処分していますが、樹齢約200年の木を燃やしてしまうのはもったいない。そこで2020年5月に従業員へ「端材で巣箱を作ろう」と提案。さらに有効な活用法を探ろうと、12月に「社内端材作品コンテスト」を開催しました。すると、アイデア作品が続出!傘立てや木琴、万年カレンダーなどが集まりました。
2021年1月には、40〜60代の管理職を中心にSDGs勉強会をスタート。「SDGsとは何か」を勉強するところからはじめ、事業活動を総括。耐震性・気密性が高い2×4住宅で防災・省エネに貢献してきたこと、仕入れから廃棄までの全工程で環境負荷低減に努めてきたことを確認しました。2021年4月に弊社の「SDGs宣言」を発表し、同時に東広島市の「SDGs未来都市東広島推進パートナー」にも登録。6月に具体的な目標を策定し、鋭意取組んでいます。
SDGs講習と並行して、端材の寄贈先を探して東広島市役所に相談。小学校や保育園にDIYや工作の材料を提供できました。さらに、保育園に積み木を寄贈したところ大好評!「うちにも欲しい」と依頼が相次いでいます。
積み木以外の用途でも、地域の皆さんに端材を活用していただくため、2021年にも「社内端材作品コンテスト」を開催。ミニドレッサーや木製のダンベルなど秀作が集まり、ノウハウの蓄積に励んでいます。作品作りの過程で社員同士が協力したり、活発に意見を出し合ったりと、コンテストには社内に活気を生み出す効果もありました。SDGsの精神で始めた活動が、社外に弊社をPRする機会になると同時に、従業員の意欲向上にもつながっています。
株式会社プレックコンポーネント